個人主義−集団主義(抜粋です)
- 作者: ヘールトホフステード,Geert Hofstede,岩井紀子,岩井八郎
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 1995/02/20
- メディア: 単行本
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集団主義的な社会と個人主義的な社会の基本的な違い(一般的な規範、家庭、学校、職場)
集団主義的
- 人々は、拡大家族または他の内集団のなかに生まれて、その集団に忠誠を誓う代わりに保護され続ける
- アイデンティティは、自分が所属する社会的ネットワークに根ざしている
- 子どもは「われわれは」という視点から物事を考えることを学ぶ
- 常に調和が保たれねばならず、直接対決は忌避される
- コミュニケーションは、状況に左右されやすい
- 不正行為を犯すことは、本人とその内集団にとって恥であり面子を失うことである
- 教育の目的は、具体的な方法を学習することである
- 卒業証書を得ることは、より地位の高い集団の一員となる道を開く
- 雇い主と社員の関係は、家族関係と同じく、道徳的な観点から評価される
- 採用や昇進に関する決定では、社員の内集団についての情報が考慮される
- 経営とは、集団をいかに管理するかである
- 人間関係が職務よりも優先される
個人主義的
- 成人すれば、自分と身近な(核)家族だけの世話をすればよい
- アイデンティティは自分自身に根ざしている
- 子どもは「私は」という視点から物事を考えることを学ぶ
- 自分の心のうちを語る人こそ、誠実な人物である
- コミュニケーションは、状況に左右されにくい
- 不正行為を犯すことは、罪の意識をかき立て、自尊心を傷つけることである
- 教育の目的は、学習の仕方を学ぶことである
- 卒業証書を得ることは、経済力ばかりでなく、自尊心を高める
- 雇い主と社員の関係は、相互の利益に基づいて結ばれた契約関係である
- 採用や昇進は、技量と規則にのみ基づいて決定されるはずである
- 経営とは、個人をいかに管理するかである
- 事務が人間関係よりも優先される