しみじみと思う。

最近、しみじみと思う。青年海外協力隊として来て良かったなぁって。充実してます、はい。なぜかといえば、やりたいと思うことができているから。もしくは、やりたいと思うことを実行できる環境があるから。日本にいたら、いろいろとやりたいことがあってもなかなか環境が揃わないことが多い。でも、ここではまさに自分が求めていた環境がある。以下のようなことだ。

  • システム開発の最初から最後まで関わること。
  • 学習の輪を作り出すような仕掛けを実施すること。

日本でシステム開発するとしたら、そして生活するとしたら要求定義から運用まで関わることなんてまずない。というか僕の周りでは無かったと言った方が正確だな。まぁ、どちらにしろ、日本では最初から最後までそしてプログラムを含め全てに携わる機会なんてこれからは減っていく(今もあまり無いと思う)。そんな時代の流れの中にあって、昔から全てに携わりたいなと思っていた。それが今ここにある。


教育に関していうと、システム開発のプロジェクトが火ダルマ状態なことが多く、人がスポイルされている状況が多々あった。そんなんじゃ駄目だという思いから人を大切にしたくて人材開発に興味をもってきたわけだ。その流れでコミュニティオブプラクティスとか学習する組織に非常に興味津々だったんだけど、それを試す機会が今ここにある。


2つもいっぺんにやりたいことがやれるなんて、素晴らしい。成功するかどうかはともかくとして(もちろん成功させたい)、今非常に充実している。なんだろう。日々大笑いのような楽しみをもって暮らしているわけではないが、そこはかとない充実感、充実できるという予感がある。日本にいて、社員としていた会社では味わえなかったなぁ。また別のところで働いたこともあったけれど、そこで働いた感覚とも違う(「別のところ」は、非常に働きやすかったし楽しかった(adevărat:真実))。そんな感じです。


もう10年も前になるけれど、一人旅をしていたときがあって、その頃を少し思い出した。日記には確か「楽しさとは何か?」と自問していて「楽しさには2種類ある。消費することと作ることだ」と答えていた気がする。きっと今は、「作る」何かしらの楽しみを味わっているに違いない。言葉をはじめ考え方が違うから、きっと困難はあるだろう。だが「楽は楽しいか?」と考えたら、僕にとっては特に楽は魅力がないので、きっと困難も楽しいんだろうなって素直に思う。