「あなたのために〜」と「あなたの視点から」の違い

これって多くの人が知ってることかもしれないけれど。。。

全然違うよね?

「あなたのために〜」の例

「あなたのために〜」って言葉はここルーマニアにいると良く聞きます。でも、俺にとってはいらないことばかり。最近、昼飯をおごってもらっているんだけど、俺にとっては必要ないんだよね。まぁ、その気持ちは非常にありがたいと当然思ってます。えー。

あと、昨日から日本語を教えることになったんだよね。で、聞きました「教材をコピーする必要があるんだけど、何人来るんだ?」ってね。そうしたら、カウンターパートは突然人を集めだした。きっと、人集まらないと俺に対して失礼かなぁと思ったんでしょう。その気持ちは当然ありがたいです。気を使ってくれてるんだからね。当然です。

しかし、俺は人が日本語に真に興味ある人が何人来るか知りたかったんだよね。だからこうやって無理に集められたら興味ある人が来るわけじゃなくなる。しかも県庁のシェフ(上司)が県庁職員に呼びかけてるんだから、権威を利用して集めているようなもの。自発的意思に基づく参加じゃないんだよね。

というように「あなたのために〜」という考えで行動するルーマニア人は非常に多いです。

違いは?ナニ?

基本的には、拠って立つ場所が違う。すなわち、

あなたのために〜:私の立場から見える・感じる・聞こえる相手の様相
あなたの視点から:相手の立場から見える・感じる・聞こえる風景

ということ。

結局?

まぁ、してもらいたいことと言えば、文化の違い(感受性の違い)を踏まえて相手からどう見えるか感じるか考えてもらいたいということ。そうすると俺、日本人は非常に暮らしやすい(笑)。